
ダイエット中でもお酒を楽しみたい…そんな時によく耳にするのが「ハイボールは太らない」という噂。
低カロリーでダイエット向きと言われますが、果たして本当に太らないのでしょうか?
今回は、カロリーの仕組み・アルコール代謝・飲み方の注意点を解説し、結論として「量を考えないと太る」という真実に迫ります。
ハイボールのカロリーはどれくらい?

ハイボールはウイスキーを炭酸水で割ったシンプルな飲み物で、1杯あたり約70kcal前後です。
一般的なビール(約200kcal/中ジョッキ1杯)やチューハイ(約150kcal/350ml)に比べると、確かに低カロリーな部類に入ります。
しかし、ウイスキー自体にアルコールが含まれているため、完全なゼロカロリーではありません。
また、アルコールを摂取すると食欲を抑えるホルモン「レプチン」の分泌が低下し、逆に食欲を刺激する「グレリン」が増えることがわかっています。
その結果、飲酒時には高カロリーなおつまみを食べすぎてしまう傾向があり、摂取カロリーが無意識のうちに増える点にも注意が必要です。
アルコールの代謝と脂肪燃焼

アルコールは体内に入ると、最優先で肝臓で代謝されます。
このとき、肝臓はアルコールをアセトアルデヒド → 酢酸 → 二酸化炭素と水へと分解する過程に多くのエネルギーを使います。
その結果、体は一時的に「脂肪酸の酸化(=脂肪燃焼)」をストップし、脂肪をエネルギー源として使えなくなります。
つまり、ハイボールそのもののカロリーはビールやカクテルに比べて低いものの、アルコール代謝が優先されることで脂肪が後回しにされ、結果的に蓄積しやすくなるのです。
また、飲酒中は血糖値が下がるため、つい高カロリーなおつまみを摂りすぎる傾向もあり、これも太る一因となります。
太る条件と注意点

ハイボールでも太る可能性があるのは以下のような場合です
- 1日に複数杯を飲む
- 脂っこいおつまみとセットで摂取する
- 飲酒頻度が高く、トータルカロリーがオーバーする
結論

ハイボールは糖質をほとんど含まず、ビールやカクテルと比べても低カロリーなため、「太りにくいお酒」として人気があります。
しかし、アルコール自体にも1gあたり約7kcalのエネルギーがあり、決して“ゼロカロリー”ではありません。
また、アルコールを摂取すると体は脂肪の代謝よりもアルコールの分解を優先するため、結果的に脂肪が燃えにくくなる状態になります。
つまり、ハイボールは他のお酒より太りにくい傾向はあるものの、量を考えずに飲めば当然太るということ。
ダイエット中は、飲む量・頻度・おつまみの内容を意識して、カロリーのコントロールを徹底することが大切です。
ダイエットハウスはやきでのサポート

ダイエットハウスはやきでは、筋肉量を維持しながら代謝を高めるトレーニングと、科学的根拠に基づいた食事指導を組み合わせています。
これにより、ハイボールを楽しみつつも太りにくい体づくりが可能です。
「カロリーゼロ」や「低カロリー飲料」に頼るだけのダイエットではなく、正しい運動・食事習慣で確実に結果を出すことができます。