
「冷たい水を飲むと太る」
ダイエットをしている方の中には、そんな話を聞いて水を常温に切り替えた、という方も多いかもしれません。
でも実際のところ、それって本当なのでしょうか?
今回は、冷たい水と太ることの関係について、科学的な視点から分かりやすく解説します。
目次
結論:冷たい水を飲んでも太りません

安心してください。
基本的に冷たい水を飲んだからといって、それが直接「太る原因」になることはありません。
水にはカロリーが含まれていないため、どんな温度であっても、摂取したから太るということはないのです。
むしろ冷たい水は「痩せる」効果も?

実は、冷たい水を飲むことで、体は内臓を温めようとしてエネルギーを使います。
これを「食事誘発性熱産生」と呼び、冷たい水を飲むことでわずかですがカロリー消費が発生します。
つまり、ほんのわずかですが、冷たい水は体温維持のためにエネルギーを消費する=太りにくいとも言えるのです。
なぜ「太る」と思われがちなのか?

● 冷えによる代謝低下が誤解の元
冷たい飲み物を摂ると、身体が内側から冷える感じがしますよね。
これが「冷える→代謝が下がる→太りやすくなる」と連想されている可能性があります。
しかし、実際には一時的に内臓が冷える程度では、長期的な代謝の低下は起こりません。
● 内臓への負担を気にする声もある
たしかに、冷たい水を大量に飲むと胃腸に一時的な負担がかかることがあります。
ですが、それは「太る」というより、「消化吸収の効率が一時的に落ちる」程度の話です。
敏感な方や冷え性の方は、無理に冷たい水をがぶ飲みする必要はありませんが、少量であれば特に問題はありません。
「冷たい水で内臓脂肪が増える」は完全な誤解

インターネットやSNSでは、「冷たい水を飲むと内臓脂肪がつきやすくなる」といった情報を見かけることがありますが、これは科学的根拠のないデマ情報です。
● 水にはカロリーも脂肪もない
水自体にエネルギー(カロリー)は一切ありません。
冷たい水を飲んでも、体に脂肪がつく要素がそもそも存在しません。
● 内臓脂肪は「食習慣・運動不足・ストレス」などの複合要因で増える
内臓脂肪が増える主な原因は、高脂肪・高糖質の食生活や慢性的な運動不足です。
冷たい水を飲んだことが直接的に内臓脂肪の蓄積につながる、というデータは一切ありません。
● むしろ、冷水でわずかにエネルギーが消費される
さきほども紹介した通り、冷たい水を飲むと体温を戻すために代謝が活性化され、微量ながらカロリー消費が発生します。
つまり、「内臓脂肪が増えるどころか、むしろ減らす助けになり得る」というのが正しい認識です。
このように、冷たい水と内臓脂肪に因果関係はありません。
ネットや噂に惑わされず、正しい知識で健康的な生活を送りましょう。
じゃあ、常温水と冷水、どっちがいいの?

● ダイエット目的なら「どちらでもOK」
冷水でも常温でも、水をしっかり飲むこと自体が代謝アップやデトックスにつながるため、どちらも効果的です。
大切なのは「体に合った温度を選ぶ」こと。
冷え性の方や胃腸が弱い方は常温の方が快適ですが、汗をかく夏やトレーニング後などは冷たい水でもOKです。
● 1日に飲むべき水の量は?
目安は「体重×30ml」程度。
たとえば体重60kgの人なら、約1.8リットルが目安です。
冷水でも常温でも、習慣的にしっかり飲むことがダイエットの基本です。
科学的根拠を大切にする「ダイエットハウスはやき」

「冷たい水を飲んでも太らない」と分かった今、ダイエットには正しい知識と継続が何より大切です。
ダイエットハウスはやきでは、単なる運動や食事指導にとどまらず、代謝・ホルモン・姿勢・生活習慣など、身体の内側から整えるサポートを行っています。
その中には、「水分の摂り方」や「冷え対策」も含まれます。
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名古屋を中心に東海エリアで展開しており、初心者の方や運動が苦手な方にも好評です。
科学的でやさしいダイエット、一緒に始めてみませんか?
まとめ:冷たい水で太ることはない

- 冷たい水はカロリーゼロ。飲んでも太らない
- 「内臓脂肪が増える」は根拠のない情報
- むしろ代謝を助ける可能性もある
- 自分の体調やライフスタイルに合った温度で水分補給を
つまり、「冷たい水=太る」というのは、完全な誤解。
これからも安心して、自分に合ったスタイルで水分補給を続けてくださいね。