懐石料理1
一、先附
春の野菜とキノコのアーモンド、豆腐クリーム和え
二、お通し
きゅうり、錦糸卵、糸寒天の酢の物
三、八寸
イカと山椒味噌和え
四、向付
こんにゃくの山椒味噌田楽
五、煮物
ひじきの梅煮
六、炊き合わせ
シイタケ、高野豆腐、鶏肉、地のりの炊き合わせ
七、汁物
旬の生ワカメと山椒のお吸い物
一、先附
春の野菜とキノコのアーモンド、豆腐クリーム和え
菜花 50g
しめじ 10g
こんにゃく 30g
アーモンド 5粒
豆腐 1/8丁
塩 少々
アーモンドをすり鉢ですり潰した後、豆腐を入れてさらにすります。菜花としめじ、千切りしたこんにゃくを塩ゆでします。塩ゆでした食材をざるにあけ、水気を切ります。水気を切った食材と、先ほどのアーモンドクリームを合わせ、盛りつけます。
二、お通し
きゅうり、錦糸卵、糸寒天の酢の物
きゅうりの千切り 1/3本
糸寒天 適宜
卵 1/2個
ワインビネガー 25㏄
だし汁 少々
薄口醤油 2~3滴
糸寒天を水に戻します(約30分)。その間に、だし汁少々と卵を溶きながら、薄口醤油をいれます。温めて置いたテフロン加工のフライパンに卵を流しいれます。フライパンは、円を描くように回しながら、約5ミリ程度の厚さの薄焼き卵を作ります。薄焼き卵の表面が乾く寸前に、まな板に載せ、細かく千切りし錦糸卵を作ります。水に戻した糸寒天をざるに入れ、水切りした後、糸寒天を適当な長さに切り分けます。きゅうりの千切り、糸寒天、錦糸卵を器に盛り、ワインビネガーをかけ、味をなじませます。
三、八寸
イカと山椒味噌和え
新鮮イカ 1/3杯
山椒の葉 適量
麦焼酎(2食分) 40cc
白みそ(2食分) 30g
まず、山椒と麦焼酎、白みそをすり鉢でよくすります。すった食材を小鍋に入れ、弱火でコトコト煮詰めていきます。ヘラで、鍋に一文字が書ける程度の所で火を止めます。
イカは、内臓やイカ骨を取り除き、水洗いします。さばいたイカに熱湯をかけ回し、イカの色が変わったところで、予め用意していた氷水でイカを冷やします。冷やしたイカをキッチンペーパーで水気を切り、その後に8ミリサイズでイカを輪切りしていきます。輪切りしたイカを器に盛り、先ほど作った山椒味噌(1食分)を載せ、山椒のはを飾り付けます。
四、向付
こんにゃくの山椒味噌田楽
こんにゃく 50g
先ほど作った山椒味噌 1食分
山椒の葉 1枚
沸騰したお湯でこんにゃくを茹で、あく抜きします(茹で時間約1時間)。茹でたこんにゃくの水気を切り、表面に格子状の飾り包丁を入れて、こんにゃくを3等分します。器にこんにゃくを盛りつけ、山椒味噌をのせ、最後に山椒の葉で飾り付けます。
五、煮物
ひじきの梅煮
伊勢(大王崎)産ひじき 10g
紀州産梅干し 1/2個
カツオだし汁 50cc
薄口醤油 少々
麦焼酎 少々
ひじきを約30分水に戻します。火をかけた鍋に麦焼酎を入れアルコールを飛ばし、薄口醤油、カツオ出汁を入れます。水煮戻したひじきの水気を切り、ひじきを鍋に入れます。ひじきが柔らかくなったら、いったん火を止め、梅干しを手でちぎって鍋に入れます。再び弱火にかけ、沸騰する直前で火を止めます。
六、炊き合わせ
シイタケ、高野豆腐、鶏肉、地のりの炊き合わせ
干しシイタケ 1枚
高野豆腐 1枚
鶏むね肉 85g
地のり(ワカメでも可) 5g
旬の青菜 50g
利尻昆布 5cm角
醤油 少々
麦焼酎 少々
水 100㏄
前日に、干しシイタケと利尻昆布を麦焼酎と水に漬けて、冷蔵庫に寝かせて置きます。戻り汁ごと、干しシイタケ、昆布を鍋に入れ弱火にかけます。沸騰直前に昆布を取り除きます。そこに、2等分した鶏肉を鍋に入れ、鶏肉から出るアクを丁寧に取り除いていきます。醤油少々を入れ、4等分した高野豆腐を鍋に入れ煮含めます。水分がなくなったら、旬の青菜と地のりを入れ、青菜に火が通ったら、盛皿に盛りつけます。
七、汁物
旬の生ワカメと山椒のお吸い物
愛知県篠島産生ワカメ 5g
山椒の葉 適宜
ウドの若芽 適宜
だし汁 180㏄
ワカメを水洗いした後、水を切り、適当な大きさに切り分けます。だし汁を鍋に入れ、沸騰したらワカメ、ウドの若芽を入れます。再度、沸騰したところで火を止めます。だし汁をお椀に移し、山椒の葉をあしらいます。(お好みで金粉を盛りつけると、東京赤坂の料亭感が再現できよりゴージャスです)