皆さま、生活習慣病をご存知ですか。
生活習慣病は、食事や運動、喫煙、飲酒、ストレスなど生活環境が原因で、健康疾患に深く関与している病気のことです。
生活習慣病とは、三大死因である癌、脳血管疾患(脳出血、脳梗塞)、心疾患(心筋梗塞、心不全、動脈瘤)、また、それら疾患の要因となる肥満、糖尿病、高血圧、動脈硬化、脂質異常などの病気のことを指すのです。
現在、国の一般医療費約30兆円のうち、約3割を生活習慣病による医療費用が占めている現状です。
厚生労働省では、生活習慣病対策として、2000年には、生活習慣病の一次予防に重点を置いた「健康日本21」を策定し、更には、2008年に、メタボリックシンドローム及びその予備軍を減少するために、特定健診、特定保健指導などの施策が進められ、国をあげて、生活習慣病撲滅対策を進めているのです。
ダイエットハウスはやきでも、国の施策に鑑み、ただ美しく痩せさせることだけでなく、今後のお客様のライフスタイルを考慮し、生活習慣病にならないための取り組みを、日々行っております。
それは、運動や食事を中心に、医学博士、料理研究家など、各専門家からアバイスをいただき、「健康増進、発病予防」という一次予防に重点をおいた取り組みをさせていただいているのです。
ここで、生活習慣病とは、どのような病気で、どのようなことが原因として起こるのか、そして、その対策法を分かりやすくご説明します。
平均寿命のうち、健康で自立した生活を送ることができる期間を「健康寿命」と呼びます。WHO(世界保健機関)の発表では、日本人男性の平均寿命は79.64歳、女性は、86.39歳となっております。
しかし、健康寿命については、男性は70.42歳、女性は73.62歳と、その差は約10歳も健康寿命が短いのです。つまり、それは、介護や寝たきりの状態での期間が10年間もあることを示しているのです。
メタボリックシンドロームとは、血液中の糖や脂肪を分解する代謝が正常な働きを行えなくなる症候群のことです。
原因としては、過食や運動不足により内臓脂肪が蓄積して太ってしまうことが挙げられます。肥満については、お腹の内臓の周りに脂肪がつく「内蔵脂肪型肥満」、下半身(腰、お尻、太もも)の周りに脂肪がつく「皮下脂肪型肥満」に分かれます。
20代から30代の女性は、この「皮下脂肪型肥満」が多いのが特徴です。「内臓脂肪型肥満」、「皮下脂肪型肥満」共にメタボリック対策を必要としますが、このうち、「内蔵脂肪型肥満」については、高血圧や糖尿病、脂質異常などの生活習慣病を併発してしまう危険を抱えているのです。年齢40~75歳の男性2人に1人、女性は5人に1人が、メタボリックシンドローム又は、その予備軍と診断されています。
男性 85cm以上
女性 90cm以上
中性脂肪 150㎎/dL以上
HDLコレステロール 40㎎/dL以下
のいずれか、または両方が該当。
※HDLコレステロールとは、善玉コレステロールと呼ばれ、血中の余分なコレステロールを回収して肝臓に戻す働きがあります。中性脂肪が多すぎると、HDLコレステロールが減少してしまします。
また、LDLコレステロールというものがあり、同コレステロールは、悪玉コレステロールと呼ばれています。LDLコレステロール(140mmHg以上)が多すぎると、動脈硬化を進行させてしまします。
収縮期血圧(最高血圧) 130mmHg以上
拡張期血圧(最低血圧) 85mmHg以上
のいずれか、または両方が該当。
空腹時血糖値 110㎎/dL以上
メタボリックシンドロームは、高血圧や糖尿病、脂質異常を引き起こし、更には脳血管疾患、心疾患、動脈硬化疾患を発症するリスクが高まるのです。
体の隅々にまで酸素や栄養素を送るためには、血液を循環させることが必要になります。
この時、心臓が全身に血液を送り出す際に、血管を収縮させる状態を「収縮期血圧(最高血圧)」、全身から戻った血液が心臓に溜まり血管が拡張している状態を「拡張期血圧(最低血圧)」と呼び、それぞれ正常値基準値が定められています。
高血圧の原因は、食事の偏り、高カロリー、高脂肪、塩分の取り過ぎ、運動不足、ストレスなどの生活環境が関係し、この高血圧により、
脳 脳内出血、くも膜下出血、脳梗塞
眼底 高血圧性網膜症
心臓 心肥大、心筋梗塞、狭心症、心不全
腎臓 腎不全、腎萎縮
などの合併症を引き起してしまうのです。
糖尿病は、現在の「国民病」と言われ、その罹患者は年々増加している状況です。
2014年の糖尿病による死亡数は、何と、1万3665名で、その内、男性が7,265名、女性が6,404名となります。
糖尿病は、肝臓から出るインシュリンの分泌が低下してまうことで、血液中のブドウ糖をエネルギーとして利用できなくなる病気です。
インシュリンが正常に分泌されると、血液中の血糖値が下がり、逆にインシュリンの分泌が低下すると、血液中の血糖値が高くなってしまうのです。
つまり、血糖値が高く続いている状態が「糖尿病」なのです。
糖尿病は、肥満や食べ過ぎ、運動不足、ストレス、アルコールに深く関係しております
血液中にコレステロールや中性脂肪が非常に多くなった状態のことを高脂血症といいます。コレステロールは、炭水化物、タンパク質、脂質の3大栄養素と呼ばれる脂質の一種で、血管の強化、維持の重要な働きや、副腎皮質ホルモン、性ホルモン、消化酵素を作る材料となる私達に必要な物質です。
しかし、コレステロールが多すぎると、動脈硬化の原因となるのです。
中性脂肪は、主にエネルギー源となる物質で、食事から摂取するほとんどが中性脂肪となります。
中性脂肪は、肝臓や脂肪細胞に蓄えられ、必要時に脂肪酸に分解されエネルギーとして利用されます。
また、炭水化物を取り過ぎた場合も同様で、余分な炭水化物は肝臓で合成され、中性脂肪として蓄積されるのです。
脂質異常とは、これらが余剰に蓄積されることにより、肥満や脂肪肝、その他の生活習慣病を起こしてしますのです。
動脈硬化とは、動脈にコレステロールや中性脂肪が溜まることにより、血管内が狭くなり、また、弾力性を失ってしまう病気です。動脈硬化が起こる原因は、高血圧、糖尿病、高脂血症、そして、肥満の4つです。そして、この4つは「死の四重奏」と呼ばれ、それぞれが合併することにより、更に、重大な病気へと引き起こしてしますのです。
生活習慣病を予防するためには、運動習慣、食事習慣、睡眠等をしっかりと改善していくことが必要です。 そうすることにより、生活習慣病であるメタボリックシンドローム、肥満、高血圧、脂質異常、糖尿病のリスクから回避できると考えらてれます。
ダイエットハウスはやきでは、プロのトレーナーが、お客様の特質を見極めた上で、有酸素運動や無酸素運動、効果的なストレッチ等を行います。 それは、運動学、運動心理学、生理学を学んたプロ達が、マンツーマンでトレーニングを行うことで、お客様一人ひとりに対し、負担なくスピーディーに体質改善へと導びくことができるのです。
お食事指導につきましても、ただ痩せるための食事指導だけではありません。
糖質制限を主に、体内に蓄積された脂質をエネルギーとして代用することで、ケトン体という糖質に代わる物質を引き出す方法を考案しております。
ケトン体は、エネルギーとして使われると、酵素の働きが活発となり、代謝の向上、老化防止へと導く物質なのです。
また、バランスの良い食事法、抗酸化成分、体に良い油等、食に関するあらゆる知識を身に着け、その中で、健康的で美味しく、生活習慣病を予防できる食事指導をご提供しているのです。