ダイエットコラム

《肥満遺伝子をチェック》

ダイエットというのは簡単なものではなく、中々上手くいくようなものではありません。
遺伝子検査で自分の肥満遺伝子を調べることで、太りやすい傾向や原因を調べることが出来ます。
「遺伝子」は、 親から受け継いだ「体」の設計図のようなものです。
その遺伝子の中には、太りやすさの原因となる肥満遺伝子も含まれます。
肥満遺伝子を調べることで自分の体質が分かるので、陥りやすいダイエットの失敗やどのようなダイエットや運動をすれば確実に痩せられるのかがわかるのです。
全く運動をせずして減量はできないので、適度な運動は必ず行いましょう。

肥満遺伝子によって脂肪細胞から分泌されるレプチンというホルモンは、満腹になると食事の量を減らしカロリー消費を促すように脳に伝えます。
しかし、レプチンがうまく作用しない場合、食事の量を増やしてカロリー消費を減らすようにと脳に伝達してしまうのです。
つまり、肥満遺伝子の奥に隠れているレプチンの作用がダイエットの成功に関係しているのです。

人の体形は千差万別で、同じ食事をしていても脂肪がつきやすい人もいれば、どんなに食べてもなかなか太ることが出来ない人もいます。
これらはすべて食事量ではなく、もともとの体質が影響しているのです。
一人ひとりの体質や体型が違うように、痩せる方法も異なるのです。
自分に一番合ったダイエット方法を知るためには、遺伝子を検査することが効果的なのです。


《さまざまな遺伝子のかたち》

肥満遺伝子は、リンゴ型、洋ナシ型、バナナ型などのネーミングで分類されています。
リンゴ型は、内臓脂肪が増えてお腹が出る肥満で、洋ナシ型はお尻から太ももに皮下脂肪がつく肥満のタイプです。
バナナ型は、通常は太りにくい「逆肥満遺伝子」ですが、いったん太るとどんどん太りやすく、全体に大きくなってしまう肥満のタイプです。
日本人の97%はこのいずれかの肥満タイプに当てはまると言われています。

肥満遺伝子検査をすると、自分の肥満の原因が判ると同時に、より効果的なダイエット方法や運動を知ることができるのです。
しかし、ダイエットを成功に導くには、肥満遺伝子を知るだけでなく、正しい食事制限とトレーニングや運動をすることが必要です。
そのうえで、遺伝子レベルのダイエット方法を知り、レプチンを正常に作用させれば、よりダイエットの成功に近づけるでしょう。

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